企業について
マルチプル関連
日付 |
2025/06/10
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時価総額(億円) | 340億円 | |
株価(円) | 3,025円 | |
PER | 15.2倍 | |
PBR | 4.02倍 | |
利回り | 0.99% | |
ROE(予) | 26.51 | |
信用倍率 | ||
ネットキャッシュ | 2635(百万) | ※流動資産+投資有価証券×0.7-負債 |
ネットキャッシュ比率 | 7.6% | ※ネットキャッシュ/時価総額 |
キャッシュニートラルPER | 14 | ※PER×(1-ネットキャッシュ比率) |
取引のサイト(L or S) | L | |
目標株価 | 3980 | PER×EPSで計算 20×199.6 |
レーティング |
なし | |
SL | 25MAわれ | |
株主優待 | ||
ポジションの理由
ファンダメンタル
・2025/5/14本決算から株価が強い。
理由として
226/3期の業績予想が良い。今期特需を考慮しない成長率は営業利益成長率が33%であるのに、PERが10倍台前半。
なお、2025年3月期は、補助金給付対象である子会社モイネットシステムの電子処方箋管理サービス新機能が特需となって業績に大きく貢献しました。特需となった業績は、売上高が約500,000千円、営業利益が約300,000千円です。ご参考までに、特需がなかった場合の2025年3月期実績に対する2026年3月期の連結業績予想の成長率は、売上高が前期比15%増、営業利益が同33%増となります。
・初配がなされた
・地域包括医療、医療従事者の慢性的な人材不足が叫ばれる中、医療DXは国策。
医療情報システム業界におきましては、調剤報酬改定における医療DX推進体制整備加算、電子処方箋管理サービス等に関する関係補助金の交付など、引続き厚生労働省主導による医療DXが推進されており、調剤薬局や医療機関などにおいて、情報システムに係る様々なニーズが期待できる状況にあります。
・日本調剤、イオン東北、ファーマライズHDなど大手企業へサービス導入が続いている
・薬の窓口は、基本的には「EPARK くすりの窓口」処方箋ネット受付サービスを調剤薬局チェーンに導入してもらい、それをハブにしてストック売上を積み上げていくビジネスモデルだと思う。ストックビジネスであるなら、バリュエーションはPER20倍台まで評価されていもいい。
「オンライン服薬指導」から「お薬専用ロッカー」のサービスで、患者は薬局へ行かずに薬を受け取ることができる。薬局の待ち時間は患者クレームにつながりやすく、オンライン服薬指導の流れは今後さらに加速していくと考えられる。
・公認会計士ひねけんさんのYouTubeチャンネルから(田中社長インタビュー)
会員が増えてきてネットワーク効果が出てきた。ユーザーが増えて認知度が増えれば、導入を検討する企業がさらに増える。
メディア事業
ユーザーは処方箋をスマホで撮り、サイトで薬局を選んで送信し、後日薬をもらうことができる。DMなど慢性疾患で処方変更が少ない患者に適している。
電子お薬手帳は、過去の薬歴をすべてみることができる。服薬の注意点、副作用なども知ることができる。
アプリ2000万ユーザーになれば国のインフラになれる(600万DL突破し射程圏内)。
ターゲット処方箋枚数の全体におけるシェアは1.7%しかない。まだ成長余地が大きい。↓
薬局店舗数6万店のうちシェアは37.3%。ネットワーク効果が出てきている。
みんなのお薬箱事業
ネット上のマーケットプレイスでデットストックの売買を行う。薬局版メルカリ。
eオーダー ・・・在庫の自動管理。デットストックをAIが教えてくれる
↓流通額減は中間事業者の不調、条件変更による一時的なもの→E-BONDグループとの業務提携で医薬品卸との調整と移管が完了し正常化
25/3 営業CF -5326億 は「みんなのお薬箱」の仕入れサポートのスキーム変更。滞留資金解消の影響を除いた営業CFは20億円以上プラス。借入金ほぼ0になり無借金経営。
基幹システム事業
薬局事業の下支え。レセコン、薬歴、監査システム。
現状は中小薬局がターゲット。
レセコン・・・電子処方箋の導入補助金で特需あった
経営資源・競争優位性
メディアシステムが根幹。600万DLの強さ。
競合が少ない状況。汎用性の高い「くすりの窓口」アプリは利便性が高く→参入障壁が高い。
医療機関は経営効率を上げる圧力あり → くすりの窓口には追い風
開発力+営業力が高い。
2026/3業績見通し
特需を除いた場合の成長率は、売上高+15% 営業利益+33% と予想。
中期経営計画
野心的な計画だが、成長率を考慮すれば達成可能。
テクニカル
・2025/5/14本決算から上場来高値を更新し、短~長期線がパーフェクトオーダー。含み損が誰もいない状況。やれやれ売りがでないからスルスル上がっていく。
考えられるリスク
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