運用記録(2020.2.27)

運用記録
results graph graph drawn by hand isolated on blackboard
株式 現金

時価:3997700

含み損益:△414600

株式損益通算 :△464536

信用売買損益:△14555

配当金通算:14450

総資産:4042044

 

44343
保有銘柄 市場 証券番号 保有株数 取得単価 時価 損益 EV/EBITDA PER PBR 利回り
デジハHD  東1 3676 500 1131 864 -267 10.8 14.4 3.76 1.6%
川澄化学工業 東2 7703 500 1076 1091 15 0.23 15.0 0.57 1.7%
美濃窯業 名2 5356 1100 471 430 -41 2.6 4.5 0.36 3.5%
安田倉庫 東1 9324 700 1077 930 -147 8 9.8 0.30 1.8%
日本ドライケミカル 東1 1909 400 1823 1605 -218 3.8 7.9 0.86 1.9%
ニッピ JAS 7932 100 4088 3680 -408 9 8.5 0.26 1.4%
片倉工業 東1 3001 700 1284 1266 -18 11 20.2 0.29 1.1%

いやあ、キツイ相場ですね。

これを書いているのは2020/3/8。ちょっと過去のデータですが、リーマン並みの大暴落という貴重なデータを残しておきます。

現在の相場

2/27時点では指数が上図のような数字ですが、ここからさらに1000円下落します。

3/6で日経平均20746円。日経平均PBR1倍割れるかどうかの攻防。

コロナショック発動!

下記のような指標は暴落時の底入れで注目されますが、いずれも想定を上回って突き抜けていきました。

VIX40超え

VIXは15%を平均にいったりきたりする指標で、12%を下回ると過熱感(売り場)、20%を上回ると底入れ(買い場)と言われています。

しかし、大暴落時では20%をはるかに超えます。東日本大震災では40超え、リーマンショックは80超えを記録しています。

騰落レシオ50台

騰落レシオは60台に入るとほぼほぼ底入れと言われ、暴落時の底入れの指標としてプロからアマまで信頼されています。しかし、今回は60を軽く突き抜けて54に到達してしまいました。

Twitterでは60台から信用で買い向かった有名投資家もチラホラいましたが、結構なダメージを食らったようです。

ちなみに私は70台前半から買い始めたのでボロボロという状況。

評価損益率 -21.35 (2020.2.28)

評価損益率とは、信用取引残高の買残高に対する評価損益の割合のことを指します。評価損益率と略されます。
・損益率が-3% 相場が天井圏とみられる。
・損益率が-10% 追証が発生し始め 個人の投げ売りよる急落が発生する水準。
・損益率が-15~20% 相場が底値圏とみられ、上昇が見込まれる水準。

以上の指標からして、ほぼほぼ底を打ったのではないか、と思います。

多少反発してから2番底、3番底をつける、という不安もありますが、指標からして買っていかなければならないところでしょう。

原因→コロナを甘くみていた

暴落を喰らった原因は? コロナを甘く見ていた、これしかありません。

コロナウイルスは風邪の3割を占める普通のウイルスです。今回の新型コロナウイルスも、死者数や症例数から病原性は強くなく、インフルエンザと同程度の印象です。毎年日本ではインフルエンザで3000人、肺炎で10万人亡くなっており、高齢者が風邪で亡くなるのは普通のこと。特に医療従事者からみれば「この程度で騒ぎすぎでしょ」くらいのものでした。

それがよくなかった。新型コロナが市場に与える印象を想定できていませんでした。

企業活動やイベントは中止、学校は休校となり、繁華街は閑古鳥が鳴いています。メディアの過剰な煽り、不安を煽るインターネット情報、それに伴う一般市民の過剰なまでの恐怖感、回避行動が、日本経済に深刻なダメージを与えるレベルになってきました。

それは世界中にも拡散しています。

暴落は避けられたのか?

おそらく無理だったと思う。振り返ってシミュレーションしてみても、自分の投資方法とスキルでは避けられなかったでしょう。

2月半ばにソフトバンクグループの株価が大きく上昇し、いったんすべて売却したので結構なCPがありました。それで小型バリュー株を買い増したところのほぼフルポジで喰らいましたねー。

「これは普通の風邪。しばらくはもみ合うが、暖かくなればまた上昇トレンドに戻る。日経24000円越えは通過点。今、ポジションを持っておかないと」

最後までこの思考を最後まで変えられませんでした。

未来へ活かせ!暴落時の対応

めちゃくちゃ喰らったので、せめて今後に活かしたいと思い、暴落時の対応を残しておきます。

・資金管理

まず、信用はなるべく持たないこと。持つとしても時間を短く。移動平均線を割るなどトレンドが変わったら即座に切る。

高値圏でCPを増やし、暴落したらフルポジにする。簡単に言う人がいますが、実際に喰らってみると分かります。不可能だと。

上昇トレンドでまだ上がる株を売却して暴落を待つ。これがどんなに難しいことか。

実際、フルポジじゃないと大きなパフォーマンスは出せません。敗者のゲームにも「相場が劇的に上がる瞬間はほんの一瞬である」と書かれています。

結局、資産バリュー株でフルポジがもっとも安全性が高いと思います。

・信用の投げが出るまで暴落を耐える

騰落レシオが70台に入ってくるとついつい買いたくなりますが、その他の指標も見て慎重に判断すること。大暴落では最後に信用の投げを伴う猛烈な下げがある。いわゆるセリングクライマックス。ここを拾えるかが勝負。

・暴落で投げない

投資手法による。モメンタムなら投げるべき。

ただ、資産バリュー株なら投げてはいけない。むしろ買い向かうべき。

天井付近で買い、暴落で投げてしまうのが大衆心理といわれる。本当は逆をしなければならないのに、本能に操られると間違いを犯してしまう。

下落相場で持てる株とは?

・カタリストを持つ資産バリュー株

新型コロナで世界経済に影響が出る可能性が高く、リセッション入りも覚悟。

現金や有価証券、不動産を持つ割安株をメインにする。

また、下落相場ではどの銘柄も時価総額を大きく下がるので、TOB、MBOの可能性が上がる。親子上場の解消にも注意。

・不況時に赤字を出してない

リーマンショックや東日本大震災後でも赤字を出していないこと。

・内需銘柄

ドル円は105円の円高、米国債10年は0.765%と極度なリスクオフ。やはり外需産業には影響がでると思う。

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