2022/9/28 の各データ
〇日経平均
〇騰落レシオ
2022/9/28現在の状況
9日連続日経平均が下落しています。耐えていた個別株、バリュー株も日々崩壊していく状況。しかし、FRBはインフレファイターとなり「インフレ抑制のためには市場の犠牲もやむなし」という姿勢。米国債10年金利は4%目前。ウクライナ戦争は終息が見えず…と相場が改善する要因がどこにも見当たりません。とはいえ、指標的にはいったんの反発局面があってもよさそうです。
ロング/ショート ロットコントロールについて
レバレッジ2倍を維持するのはほぼムリだと思う件
ここからが本題。
個別をロングし、指数をショートするスタイルの場合、ヘッジをすればロングはかなり持てます。ロング200%(対資産)でもヘッジ100%ならネットでロング100%。数値的には現物フルポジと変わりません。しかし、本当にフルポジとリスクは同じなのでしょうか?
暴落で落ちていく順番
1.大型や指数構成銘柄が落ちる
暴落の最初では、やはり外国人保有率が高い大型株が売られると思われます。
2.現在の相場環境でネガティブ材料を持っている銘柄
2021年11月のように、テーパリングでPER、PBRの高い銘柄が猛烈に売られるなど。
3.耐えていた銘柄(好業績、バリューなど)
相場の最後で売られるのは耐えていた株です。好業績だったり、バリューだったり、財務が良いとか「これなら大丈夫」とみんなが思う銘柄が売られます。いろんな思惑があると思いますが、「相場の下落に耐えられなくてCPをつくりに走る」「売られ過ぎの銘柄に乗り換えるため」などが考えられます。信用買い残も多いため、セリクラになると5%、10%と強烈に下げます。
優良銘柄で耐えていると最後にめちゃくちゃ喰らう
上記のようにロング200%、ショート100%で下落相場に入ると、最初はヘッジで耐えれます。阿鼻叫喚が聞こえる中、自分だけプラスの日もあり「俺スゲー」と勘違いすることもあります
しかし、体感ですが必ず猛烈に減る日があります。今までかわしていた損失がいっきに噴き出すような日です。これは耐えていた銘柄の崩壊だと思われます。特に耐えている銘柄は含み益がたくさん乗っていてポジションが多いため、資産の減りがやばいです。
ハイレバで暴落相場に入るとメンタルをやられる
ロング200%/ショート100%のようなポジションだと、ボラタイルな相場環境だと資産のボラがすごいです。個別はめちゃ下がっているのにヘッジは下がらずとか、ヘッジのみ逆行高するとかかなりストレスがかかります。結局「ポジションを持つ」ということは、常にボラタイルな状況に置かれるということ、そこからは逃れられません。
大底でロット調整が難しい
指数が下げ切った展開でやるべきことは、指数の反発にそなえる、ということです。
リバ局面では基本的に大型に資金が入ります。中小型から資金が抜け、指数構成銘柄に資金が入るという展開がよく起こります。これは外国勢が買ってくるからだと思います。
つまり、指数をショートして中小型をロングしていると股裂きを喰らいます。
リバ局面では中小型から大型(指数ETF等)に乗り換えるべきなのですが、個別銘柄の含み損が多いと切るのが結構ツライです。日経レバでヘッジしている場合、ドテンしてロングするため、その分別のETFをショートしなければなりません。
下落の初動である程度減らしておくのが正解だと思う
様々な暴落を経験して思う事。
結局、大暴落で耐えきる中小型はほぼない、ということです。地合いの前では業績やバリュエーションは無力です。ただただ、欲と恐怖にかられた投資家が投げる、需給に左右される展開になります。
下落の初動で中小型は減らすのが正解だと思います。レバをかけているなら200%→130%にするなど。ヘッジ70%でネット60%にしておくなど。ロングもショートも減らして資産のボラを下げるようにすべきだと思います。ポジションを空けておかないと、大底で大きい勝負に出られません。
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