年初来ー21%。負けの原因分析

 

3/9時点での年初来パフォーマンスはー21%。
好業績中小型ロング、日経、ナスダックショートとLSで組んでいてもこのやられよう。コロナショックに迫ってきました。

「悪材料しかない。出尽くしだ」という意見もちらほら見えますが、ウクライナ戦争が世界経済に与える影響は根深そうです。そう簡単に解決するとは思えません。
不確実性が高すぎること、相場の難易度に対応できない、と判断し、CPを70%まで高めました。

負けの原因の考察

相場の難易度と自分のスキルの差が判断できてなかった

2022年はインフレ、利上げ、QTなど悪材料が多く、相場の難易度は高いといわれていた。ナスダウが高値圏にあることも考慮するべきだった。
相場の難易度と自分のスキルの差を測れる能力は、実はものすごくレベルが高いのだと思う。

ウクライナ戦争から派生する問題を連想できなかった


開戦で出尽くしで上げるも、ロシアが原子炉を攻撃したあたりからかなり地合いが悪くなった。おそらく、戦争の長期化とそれに伴う資源高の懸念からだと思う。

ロシアは原油、鉱物の輸出国であり、ウクライナは穀物の産出国である。供給が滞ればガソリンはもちろん、電気、自動車、パン、トイレットペーパーなどすべての値段が上がっていく。コストプッシュ型の企業は原価が上がり、収益が圧迫される。

見えているバリュエーションを信じすぎてしまった


現在の日経平均PERは11倍台。
20%増収増益のグロース企業ですらPER10倍台まで落ちているものもある。全体がものすごく安い。それを「パニックで売られすぎている」と考えて買い下がってしまった。
実は、来期の減益を織り込んでいる可能性がある。
ウクライナ戦争からの原油高、インフレで利益率が下がれば日経225構成銘柄の平均EPSが下がる。EPSが3割下がればPERが3割上がってしまう。
現在は割安ではないのかもしれない。

ロングレバで持ちすぎ問題


相場の難易度が上がっているので中小型をレバかけてロングしてしまった。暴落局面は個別は5%~10%平気で下げるから指数ショートでヘッジしてもカバーできない

ショートが少なすぎる


常にロング4 ショート1とロットコントロールを間違えた。
ロングでレバかけるなら最低でもショート50%程度は持つべきだった。これほど資産を減らさなかったと思う。しかし心理的にショートがもてない!

ボラティリティで資産と精神が削られた


ウクライナ戦争のニュースが流れるたびに株価が大きく動く「ヘッドライン相場」。手を出すほど資産が削られ、バリュエーション無視した値動きに精神がやられてしまった。ボラティリティが大きいため1日で8%下がることなど日常になってきたが、「ボラが大きいから」と損切りが遅れた。

「様子見」が正解

ツイッターを見ていると、年初からCP高めてひたすら様子見している投資家がいます。実力がある人ほどリスクを敏感に察知できるのだと思います。
難しい相場で頑張りすぎると資産だけでなく精神を削られます。メダパニにかかるともう正常な判断ができません。

  • 相場の難易度と実力を測ること
  • 含み損は10%超えたら切る
  • 精神的に追い込まれない状態をキープする

これらを意識したいです。

 

追記

3/17にFOMC通過の出尽くしから日経は大幅上昇。ほぼ全面高の状況でした。

僕は3/8、3/9にPFを大幅に縮小しましたが、そこで切った主力もすべて戻りました。見事に「あんたか切ったそこが底」。3/10以降じわじわ切り返し3/17に大幅上昇していました。

結局、相場に操られてしまったということです。

「悪材料ばかりみていた」「大衆心理そのまんま」「精神的に追い込まれ相場に操られてしまった」と後悔しかありません。これが今の自分の実力だということです。

 

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